生き生きとしたそろばん学習


やさしいからできる楽しい学習


ソロバンを習い始めるとみんなが、たのしい、おもしろい、 といいます。どうしてでしょうか。

 ソロバンを習い始めると、最初はだれもができる問題からやります。だから、みんなやさしいのです。

 

算数は,嫌いだ、おもしろくない、英語は つまらない、ということは、お子さんがその学科ができない、むずかしいと 思いこんでいるからです。

 

できないものは、だれもいやなものです。

だから、もう一回初めからやるなりして、そのお子さんに会った能力別学習を考えた ら、と主張する人もいますが、結局は実行できません。わからない子供は、ますますわからなくなり、いわゆる「落ちこぼれ」の子供がで きてしまうことになります。

 

ソロバン教室では、そのお子さんにできるところから、いや、最初の一番やさしいと ころから始めるでしょう

 

だれでもできますから、やさしい、やさしいと言ってやります。

 

そして、お子さんに合ったように、一人一人の才能、技量を大切にのばしてゆくわけ です。

 

そろばんは、一歩一歩、確実に、だれでも自分のペースで学習できる学科です。

 


無理のない一人ひとりの勉強


ソロバンの初歩指導については,、昭和40年ごろ以降、大変研究 されています。

 

数を理解するには、小さいうちから始めることがたいせつ、という世界的な風潮 が日本にも押し寄せてきたのでしょう。

 

算数学者や、心理学者から、さかんに幼児教育の必要性の本が出て騒がれている 現代です。

 

 そんなとき、ソロバンが数の概念をつかむには、きわめて役立つものである、と 判ってきました。

 

わかる学習、身につく学習、これがソロバンを習う人のだれもがしるところでし ょう。

 

しかし、いつもやさしいところだけやっていたのでは、進歩はありません。

 

新しい計算方法にぶつかるときが,とうぜんあります。

 

新しい知識が、そのひとに与えられたときですから、むずかしかったら教室の先生 に何回もきいてみてください。

 

教室では、一斉授業をしているようで、実は、個別授業をしているということなの です。

 

数の計算には、いろいろな仕組みがあるのですが、それがわかれば、もう安心。 あとは、習熟、つまり練習をします。練習は,知識を身につけてしまうことです。 このように進むそろばん学習は、学習に無理がなくひとりひとりの勉強といえるで しょう。 

 


正しい評価のびる学習


ソロバンのような学科は、算数の授業と同じように、いいかげんな 理解をしていると、先へ行って困るようになります。

 

たし算ができずに、かけ算はできません。また、かけ算九九ができないで1けたや、 2けたのかけ算の計算は、できません。 

 

 このようなものを系統学習といいます。 

 

一つ一つしっかりと覚えて進むことが、そろばんでは、要求されてしまいます。 

 

ご存知のようにソロバンには、何級というものがあり、その人の技能をはっきりと 評価するつまり、ものさしがあります。 

 

五級に合格した人は、「六級や七級をわすれました、できません」ということはあ りません。 

 

五級に受かったらその実力がついたのです。だから四級へ進みます。 

 

ただ、一回五級に受かったからと言って、2回目、3回目でも受かるかというと、 よりよい場合も多いでしょうが、おちる場合もあります。これは、そのときの調子が 左右するからです。 

 

ですから、五級に受かったら、ほぼ五級の実力がついた、と言い直してよいでしょう。 

 

とにかく、進級する人はどんどん進級します。小学生が、三級、二級、一級に合格 してもよいのです。 

 

入学試験や、就職試験のように他人をたおして、競争に勝つということではなく、 自分の力や記憶を、自分から更新していく、という考えです。 

 

自分の力が、合格証書としてあらわれるのです。 

 


自主的な勉強が身につきます


 

 

「僕だって三級うかったんだ。君も三級うかるよ。がんばって。」

 

 お友達が級にうかることを喜ぶ風潮が、ソロバン教室の仲間の中にはあります。

 

自分から進んでうけ、自分の努力でうかろうとしている時、そこには、ほんとうに 自主性の目が生じてくると思います。

 

勉強するよい習慣もそんなところからつかんで、成績が全般にあがることをきたい できるのです。

 

ソロバン学習がおもしろいというのは、こういう面があるからです。

 

ソロバン教育はこのようなよい面があることをぜひ知っていただきたいと思います。

 

ぜひ、そろばん教室へ、お子様と共に見学にいらしてみてください。

 

少々さわがしくとも、生き生きとソロバンをはじいている子どもの姿を 必ず、ご覧になれます。